粉瘤は皮膚の下にできる良性の腫瘍で半球状に盛り上がって触るとしこりのようなものです。毛穴(表皮)の下に袋状の嚢胞(のうほう)ができて、そこに角質や皮脂が溜まっている状態です。粉瘤は自然に治ることはなく、次第に大きくなっていきます。西新井・梅島・五反野で粉瘤かも?と気になっている方は、梅島駅徒歩1分のみずき皮膚科クリニックまでご相談ください。
粉瘤の種類と最適な治療法は?
感染していない粉瘤・感染している粉瘤・脂肪腫・汗管腫の大きく分けて4つがあります。当院ではそれぞれに合わせた適切な治療法を選択しておりますので解説いたします。
感染していない粉瘤

痛みがなく硬いしこりのような粉瘤は感染の恐れがありません。すぐに外科手術で除去することができます。
治療法:外科的切除
局所麻酔をして、粉瘤の中のしこりを摘出して、切開した部分を縫合する日帰り手術です。手術自体は30分程度で終了し、その日にご帰宅することができます。翌日に消毒にいらしていただきます。手術部位や大きさによっては大きな病院へ紹介することがあります。
手術の日は、飲酒、入浴、患部へのお化粧は避けてください。患部をぬらさなければシャワーも可能です。後日、抜糸のためご来院いただきます。抜糸後は日常生活に制限はございません。手術の傷痕も半年~1年程度で目立たなくなります。(粉瘤の大きさや部位によって異なります。)
費用
健康保険適用となります。
※手術部位や大きさによって費用は異なります。
感染している粉瘤

感染している粉瘤は赤く腫れて痛みを伴い、ぶよぶよと柔らかくなることもあります。この場合、すぐに除去することはできません。粉瘤が破れると臭いを放ちます。
治療法:内服薬
軽い炎症が起こっている場合は、抗生剤の内服で治療をします。服用から数日で炎症が治まっていきます。感染が十分おちついたら、外科的切除(感染していない粉瘤の治療法)でしこりを取り除きます。処方する薬の種類によって、費用は異なります。詳しくは医師にご確認ください。
治療法:切開排膿法
炎症が強い粉瘤の場合、粉瘤を切開して中にある膿をきれいに取り除きます。膿を取り除いたらガーゼで中をきれいに消毒します。数日、通院してガーゼ交換をおこない、粉瘤の中をきれいに消毒していきます。2~4週間ほどでしこりが小さくなってきたら外科的切除(感染していない粉瘤の治療法)でしこりを取り除きます。処方する薬の種類や処置によって、費用は異なります。詳しくは医師にご確認ください。
費用
健康保険適用となります。
※手術部位や大きさによって費用は異なります。
脂肪腫

皮下脂肪が一部増殖してしこりとして現れたものです。数年単位で少しずつ大きくなっていき、神経を圧迫して痛みを伴うこともあります。治療には手術が必要となります。
治療法:外科的切除
切開してしこりを取り除きます。局所麻酔で、手術中の痛みを抑えながら行います。手術自体は30分~1時間で終了し、その日にご帰宅することができます。手術部位や大きさによっては大きな病院へ紹介することがあります。
手術の日は、飲酒、入浴、運動は避けてください。患部をぬらさなければシャワーも可能です。後日、抜糸のためご来院いただきます。抜糸後は日常生活に制限はございません。手術の傷痕も1年程度で目立たなくなります。(粉瘤の大きさや部位によって異なります。)
費用
健康保険適用となります。
※手術部位や大きさによって費用は異なります。
汗管腫

目の周囲に白や褐色のブツブツの突起ができます。汗が出る汗管の細胞が増殖してできる良性腫瘍で、炭酸ガスレーザーによる治療を行いますが、数年で再発する場合があります。
治療法:炭酸ガスレーザー
患部を炭酸ガスレーザーで除去します。局所麻酔をするので施術中に痛みを感じることはありませんが、術後に少し腫れることがあります。治療後、少しずつかさぶたとなって剥がれ落ちます。翌日からお化粧が可能です。施術から一週間程度は患部に軟膏を塗布してください。2週間後に経過観察のための診察を行います。
副作用・リスク
・レーザーを照射すると一時的にかさぶたができる
・場所によっては、赤みが出たり色素沈着を起こすことがある
・照射した部分がへこみ、傷跡が残る場合がある
費用
健康保険適用となります。
※手術部位や大きさによって費用は異なります。
治療の流れ
-
STEP
1ドクター診察・カウンセリング
皮膚科専門医である院長が、粉瘤の状態や大きさなどを確認して、診断を行い治療の適応を判断します。炭酸ガスレーザーの場合は、ご希望の場合は診察当日の施術も可能です
-
STEP
2麻酔
炭酸ガスレーザーの場合、局所麻酔は使用します。痛みに弱い方には、麻酔テープやクリームをご用意しています。診察時にご相談ください。
外科手術の場合は、局所麻酔の注射を施します。 -
STEP
3施術
炭酸ガスレーザーの場合は、レーザーを患部にピンポイントに照射します。
外科手術の場合は、ハサミやメスを使用してほくろを除去します。 -
STEP
4経過
ご自宅で1週間ほど軟膏を塗っていただきます。2週間後に経過観察のためご来院いただきます。
個人差がありますが、1~3か月程度は赤みが続きます。 -
STEP
5アフターケア
施術後に気になることがありましたら、気軽にご相談ください。
よくあるご質問
-
Q当日すぐに取ってもらえますか?
炭酸ガスレーザー適応の場合は当日に施術が可能です。外科処置の場合は次回ご予約を取っていただきます。
-
Q自分で粉瘤を取っても大丈夫ですか?
自分で取るということは危険ですのでやめてください。
傷口から細菌感染が起こる可能性が高く、腫れて痛みが生じるリスクがあります。また、粉瘤の袋を取り除くことができないと、また再発してきます。 -
Q粉瘤の手術は健康保険がききますか?
粉瘤の診察、検査、手術など一連の治療には健康保険が適用されますので、3割負担または1割負担の費用で手術できます。
粉瘤が大きくなるほど費用が高くなってきます。放置していても自然と治ることはなく、むしろ徐々に大きくなって細菌感染により炎症を起こしてしまうリスクもあるので、小さいうちに取り除くことをお勧めします。 -
Q粉瘤は、人にうつりますか?
粉瘤が他の人にうつるということはありません。
粉瘤は、何らかの原因で皮膚が内側に入り込んで袋状になったところへ、角質や皮脂が溜まってできたものですので、人から人へ感染するようなものではありません。触ったり、内容物に触れたとしても大丈夫ですのでご安心ください。
ご予約・お問い合わせ
お得な情報が届く公式LINEはこちらから
LINEお友達登録でお得に施術を