肌が乾燥しやすく、湿疹が起こりやすいアトピー体質の方は、汗やストレス、体調不良などが原因で湿疹が増えていきます。湿疹が広がると激しい痒みで睡眠中などに掻きむしってしまい症状が悪化してアトピー性皮膚炎となります。アトピー性皮膚炎は皮膚がカサカサして乾燥した状態やゴワゴワと皮膚が硬く厚みのある状態から、腫れて皮膚からジクジクとした汁がでるなど、皮疹の重症度で分類することができます。
西新井・梅島・五反野でアトピーかも?と不安な方は、梅島駅徒歩1分のみずき皮膚科クリニックまでご相談ください。
アトピー性皮疹の重症度チェック
軽微

軽度

中等度

重症

アトピー性皮膚炎の治療
内服薬・外用薬

アトピー性皮膚炎の治療は以下の2段階で行います。
1.炎症症状を抑えるための治療
副腎皮質ホルモン軟膏(ステロイド外用薬)、免疫調節軟膏(プロトピック軟膏)などを用いて皮膚炎など炎症が起こっている部分に塗布して症状をおさえます。ステロイド剤は様々な種類があるので、炎症の程度や体の部位にあわせて最適な薬を処方します。
寝ているときは副交感神経が優位になり、痒み症状が日中よりも強くなります。抗アレルギー剤を内服することで、睡眠中の掻きむしりを防ぎます。
ステロイド外用薬の塗り方が重要です。通常ですと、数日から1週間程度でかゆみや皮膚炎が治まります。それでも症状が改善されない場合はステロイド軟膏を継続したり、紫外線療法を追加したり、内服療法を検討します。最近では注射製剤も使われるようになりました。
2.皮膚の炎症を予防する
皮膚のブツブツが治まってきたら、保湿剤による肌のケアを行います。皮膚炎の再発を防ぐために保湿剤(プロペト・ヒルドイドソフト・ローション・ビーソフテンローションなど)による保湿ケアをします。肌が乾燥していると、皮膚炎が再発して元の状態に戻りやすくなります。
デュピクセント注射

よくあるご質問
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Qアトピー性皮膚炎は完治しますか?
体質もあるので完治というのは難しいですが、今ある湿疹をきちんと治療し、うまくコントロールできれば、傍から見て皮膚炎があるかどうかわからない状態や、ご自身もたまに思い出す程度までもっていくことは十分に可能です。
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Qストレスで症状が悪化するというのは本当ですか?
心理的なストレスが症状の悪化に関係することがあります。不安やイライラした時には、つい無意識に皮膚を掻いうことが多く、それが習慣化して治りにくい要因にもなります。ご自身の症状が悪化する原因や、どのような時に掻いてしまう傾向があるのかを知っておくことが大切です。
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Qプールには入って良いのでしょうか?
プールは塩素を含んだところも多いため、プールに入って悪化するようであれば避けた方が良いですが、そうでなければ問題ありません。プール上がった後にはきれいな水などで洗って、スキンケアをしてあげましょう。